2010/04/20

ふしぎの国のアリス

ティム・バートンの『アリス・イン・ワンダーランド』を見たいので、
予習でディズニーアニメの『ふしぎの国のアリス』を見た。


アリスは大人になってから観直したら、最初から最後までぶっとんでて大好きになった作品。
まともなヤツが一人も出てこない(最初と最後に少しだけ出てくるアリスのお姉さんだけまとも)し、
映画の中での会話がほとんど成り立ってない。
芋虫はキノコ(食べると体が大きくなったり小さくなったりする)の上で水パイプで紫煙を燻らせてて、


ドードー鳥はカラスが逆さまになった船に乗ってるし、

いかれ帽子屋と三月うさぎは「誕生日じゃない日おめでとう」と言って毎日パーティーしてる。

アリスだって、白うさぎを初めて見つけたとき、
「あんなに急いでるなんて、パーティーかしら?」と言ってうさぎを追いかけるし。
僕の中でNo.1のサイケデリックムービーなのです。
はっきり言って全編狂ってるんだけど、僕が一番好きなのは、
途中で意味なく挿入されてくる「セイウチと大工の話 または 好奇心の強いカキの話」。


セイウチと大工がカキを甘い言葉で連れ出して、一緒に食べようとするんだけど、セイウチが勝手に一人で全部食べちゃうという謎の小咄。
オチもなく、ただ食べられるカキが可哀想なだけという、まったくディズニー的じゃないブラックさが最高です。
この小咄に影響を受けたと思われるのが、
The Beatles-I am the Walrus


サイケ!!!!

ティム・バートンはこの狂った世界観をちゃんと実写化(CG化?)できてるのかな??


0 件のコメント:

コメントを投稿